びば・いたりあ

2017年4月よりイタリア留学中。生活のあれこれや感じたことを自由気ままに綴ります。

ボローニャぶらり旅

今日は日本から遊びに来ている知人に会いにボローニャまで行ってきました!

 

私の住んでいる町はボローニャから電車で約1時間半ほど離れているので、まだ3回しか観光したことはないのですが…

本当にイタリアのレストランはどこに行っても美味しいです :)

 

今日行ったレストランは内装もお洒落でお料理も美味しく、素敵なところでした♪

1903年から続く老舗だそうです。

 

Ristorante Donatello (リストランテ ドナテッロ)

Via Augusto Righi, 8, 40126 Bologna

https://www.ristorantedonatello.it/

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Tortellini(トルテッリーニ)

エミリアロマーニャ州の名物。中にひき肉・チーズ・卵の入ったパスタ。こちらの写真はBrodo(ブロード、スープ)だが、ラグーなどのソースとあわせても美味しい。

 

こちらは以前訪れた家庭料理レストラン

Trattoria belfiore (トラットリーア・ベルフィオーレ)

Via Marsala, 11, 40126 Bologna

 

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Tagliatelle al ragù(タリアテッレ・アル・ラグー)

日本で言うボロネーゼとはラグーソースのことを指し、通常タリアテッレという太めの麺と合わせて食べます。細いスパゲッティのラグーは一度も見たことがありません…

本場の”ボロネーゼ”は絶品でした♡

 

 

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Cattedrale Metropolitana di San Pietro(サン・ピエトロ大聖堂)

マッジョーレ広場の近くにある大聖堂。

2枚目の絵の周りの柱、本物に見えませんか?これ、全てフレスコ画なんです。近くで見ないと気付かないほど精巧に描かれています。

 

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長い長〜い階段を登りきった先の絶景を楽しめるSantuario Madonna di San Luca(サン・ルーカ教会)

 

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マッジョーレ広場にある大きな聖堂、Basilica di San Petronio(サン・ペトローニオ聖堂)の上から見たボローニャの眺め。屋根がほぼ赤茶色!

 

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Ciao :)❤︎

イタリアの映画事情・オススメ映画

私が見た最新の映画(2017年10月現在)はトム・クルーズ主演の『Barry Seal』(邦題:バリー・シール)です。

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天才パイロットが一転、麻薬の運び屋になるアクション映画なのですが…

基本的にイタリアの映画館ではイタリア語吹き替えでしか上映されないため、詳細まで完璧に理解できたとは言い難く。。

 

今までは『GGG』(ビッグ・フレンドリー・ジャイアント)、『PETS』(ペット)、『Cattivissimo me 3』(怪盗グルーのミニオン大脱走)など子供向けのもの、語学学校の先生が選んだわかりやすいイタリア語のものばかり見てきたので、理解しやすかったのですが…

ひー悔しい(;o;)勉強せねば。。

 

私のおすすめのイタリア映画

  • Benvenuti al Sud(2010)

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北イタリア在住の郵便局員が妻の希望を叶えるためミラノに異動希望を出すが、脚に障害があるフリをしたことがバレてナポリ付近の小さな村に飛ばされてしまう。出発前に南イタリアの住人は乱暴で殺し合いが日常茶飯事・腕時計もアクセサリーも着けていたら奪われるなど散々脅され、妻を置いて単身南に向かう主人公だが…

北イタリアと南イタリアの典型的なイメージを描いたコメディです。地理による性格の違いもそのうち記事にしようかな…

 

  • Pazze di me(2013)

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主人公は家族の中でたったひとりの男性。母親・3人の姉・祖母・雌犬と暮らしている。父親は25年前に家族を置いて失踪。なぜならこの女性達はとっても強烈で、残された一人息子の主人公は振り回されてばかり。

ある日(これまた気の強そうな)女性と出会い、2人は恋に落ちますが…

典型的な気の強いイタリア女性が垣間見れます。笑

もちろんこちらもコメディ。

 

  • 『Pane e tulipani』(2000)

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2000年のイタリア・アカデミー賞で作品、監督、主演、助演を含む9部門を独占したロマンチック・コメディ。イタリアの地方都市ペスカーラに住む主婦ロザルバ。家族旅行中にはぐれてしまった彼女は、ようやく連絡がついた家族から冷たくされ、すっかり落ちこんでしまう。仕方なく、ヒッチハイクで我が家へ帰ることにしたロザルバだったが、ひょんなことから昔からの憧れの街ベニスに辿り着いてしまう。すぐに帰るつもりが、なぜかそのまま居ついてしまい、自由を満喫するロザルバだったが……。

(allcinemaより引用)

こちらは『ベニスで恋して』という題で日本でも公開されています。

 

みなさんお気付きと思いますが…

そう、私がお勧めできるのはコメディだけなのです。笑

恋愛もの、サスペンス、シリアスなものも沢山観ましたが、イタリア映画は結末をはっきりさせず視聴者の想像に委ねられているものが多く…(イタリアではFinale apertoと呼ばれます)

ディズニー映画やハリウッド映画で育ったハッピーエンド好きな私の好みには合わないのです。。

後味が悪い話が好きな人にはおすすめかも?

 

イタリアの映画館

イタリアの映画館では吹き替えが一般的ということはお話ししました。

字幕で上映されることもありますが、例えば私の住んでいる町の一番大きな映画館では一作品のみ・一週間に一度の夜中の一回のみ…と、ごく稀にしか上映されません。

私はまだ行ったことはありませんが、一度字幕上映を経験したスイス人の友達いわく、ほぼ貸し切り状態だったとか…

 

値段は2Dで5.50〜9ユーロと、日本で観るよりも安いです。

日本同様にイベントの日や大学生などの割引サービスがあり、また回数券を使えばいつでも低価格で観ることができます。

 

初めてイタリアで映画を見てびっくりしたことは、

開始後1時間ほどすると物語の途中で突然映像が止まり、アナウンスなしに場内が明るくなることです。笑

これはIntervallo (インテルヴァッロ)と呼ばれ、5〜10分の休憩時間に当たります。この時間にコーヒーを買いに行く人、トイレに行く人、お喋りする人など過ごし方は様々。

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夏の野外映画館にて

 

映画は語学力が不十分でも映像が理解の助けになりますし、外国語ビギナーには有効な勉強法ではないでしょうか ;)

(昔姉がディズニー映画の字幕部分をテレビに紙を貼って隠していたことを思い出しました…正直見づらかった。笑)

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イタリア式朝食

イタリア式朝食といえば何を思い浮かべるでしょうか?

パスタ?ピザ?ジェラート?(イタリアの三大名物♡)

 

 

正解は ... La brioche (ブリオッシュ)と 

Il cappuccino (カップッチーノ)です

 

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ブリオッシュはクロワッサン型の甘いパンで、中にクリーム・チョコ・あんずのジャムが入ったものが一般的です。このあんずジャム(albicocca)が酸っぱくて苦手…。

ただのクロワッサンVuoto(空っぽという意味)ももちろんあります。

 

ブリオッシュ以外にも、ケーキやクッキーを食べる人も。大抵甘いものは朝に食べるもの。日本人のように、3時のおやつには食べません。

 

なぜカップッチーノなの?

もちろんCaffè (エスプレッソ)を頼む人も大勢います。

ただ、牛乳は消化に悪いと信じられているため、朝10:30以降は牛乳を含むCappuccino, Caffe macchiato(コーヒーに牛乳を少量), Latte macchiato(牛乳にコーヒーを少量)は一般的に飲みません。そのため朝にこれらを飲む傾向にあります。

ある本でこんな記述がありました。

朝10:30以降にCappuccinoをBarで頼むなら、自分は外国人だと自国のパスポートを大手を振って見せびらかしているようなものだ。

いかにも外国的な表現ですね。

ただこれは真実です。若者で例外はもちろんいるそうですが、昼以降にCappuccinoを飲むイタリア人は、私はこの半年で一度も見たことがありません。

ただ私は一目でアジア人とわかるので、いつでも堂々とお気に入りのLatte macchiatoを注文しています。笑

 

お家では?

Bar (バール、喫茶店のようなもの)で朝食をとる人もいますが、もちろん自宅で朝食をとる人も沢山います。

イタリアのマンマはケーキを焼くのがとても上手!

中でもCrostata(クロスタータ)と呼ばれるタルトは定番中の定番です。今のホームステイ先のマンマも前住んでいたところのマンマも、みんな10分もしないうちにぱぱぱっと生地を作ってしまうから驚き!そしてとっても美味しいです♡

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私のお気に入りは、Bombolone(ボンボローネ)です!

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クリームの入ったドーナツのようなもので、ふわふわ激甘で一口食べただけでたちまち幸せ気分に…♡

朝から糖分をとって元気をチャージして、ついでに幸せ気分も味わえるイタリア式朝食は理にかなっているのではないでしょうか ;) ♬

 

ボンボローネの写真を見ていたら…

Ho una fame da lupo !!!!! (おなかぺこぺこ!)

 

イタリアからこんにちは

Ciao a tutti !

イタリアからこんにちは。

ただいま留学7ヶ月目ですが引きこもりがちになっているので、気分転換にブログを始めてみました。

 

私が引きこもりがちになった理由

一言で言えば、人間関係に疲れたから。

以下に細かな理由を自分なりに考察したいと思います。

 

  • 言葉の壁

おそらく長期留学を経験した方の9割は同じ問題に直面していると思います。

まず友達を作るにあたって大きな壁となるのは、言葉の問題。日常会話は問題なくできても、なかなか短期間では自分の感情を深く表現できる母国語のようには外国語を扱えません。

ましてやイタリア語は完璧に習得するのは難しいと言われている言語。

英語・フランス語・スペイン語のいずれかを話せる人には大きなアドバンテージがあります。ラテン語から派生している言語は多くの単語が似通っているので、関連して覚えることは可能です。文法はその通りではありませんが…
私たち日本語を母国語にする人にとっては、難易度のかなり高い言語と言えるでしょう。

 

  • 日本人気質を捨てきれない

私は引っ込み思案です。自分の意見を起立し挙手して発信するタイプではありませんし、人に反対意見を伝える時は一度受け入れた上で “こうした方がいいんじゃない?” と提案します。

日本では出る杭は打たれる傾向にありますし、全ては “争いたくない” という日本人的な気質に由来するのではないでしょうか。

イタリアには遠慮も察する文化も皆無です。まず自分の考えを言葉にすること。そして違いを恐れずに討論すること。

自分の意見をガンガン発信しなければ、誰も無口なアジア人を相手になんてしてくれません。

なぜなら彼らの周りには好き放題討論しあえるイタリア人で溢れているのですから。

 

  • 浅い人間関係を作りすぎた

これは一般的な問題ではなく私個人の問題ですが…

初めての国にいきなり長期留学。もちろんそこで作る人間関係は全て新しいもの。日本にいた頃は大学でサークルにも参加せず高校→大学とほぼ同じメンバーでアルバイトでも固定の友人としか遊ばず…いきなり複雑化する人間関係にパンクしてしまったのかもしれません。

通っている語学学校は1週間〜1ヶ月の短期留学の生徒が多く、毎週新しい生徒と知り合います。ゆえに深くまで知り合うことはあまりできません。日本語を勉強中のイタリア人とアプリで知り合い、バドミントンのクラブ活動に参加し、ハウスメイトのフランス人の友達の友達と知り合い…

色々な人と知り合うと言うと聞こえはいいかもしれませんが、誰とも深くは関わっていません。名前を覚えるだけで精一杯…心からの友達と呼べる人は残念ながらまだ見つかっていません。

初めましての人とは同じような自己紹介と会話の繰り返し。連絡を返すのが億劫になり、一日置くと更に返信しづらくなる悪循環…

イタリア人、特に男性のしつこさは尋常ではありません。笑

無視されることを嫌います。返信がなければCiao(やあ)。Come stai ?(元気?)と連日メッセージの嵐です。それが恋愛感情ではなく友達でも彼らには関係ありません。挨拶なのです。

日本人女性がイタリア人にモテる(と勘違いする)所以かもしれません。。

 

 

引きこもりがちになったとはいえ、私はイタリアという国が大好きです。

疲れを癒して元気になったら、イタリアの好きなところ、旅行した場所のことなども記事にしたいと思います。

 

Arrivederci !